坂東市神田山の歯科医院 歯医者 神田山歯科クリニック 野田市 常総市 守谷市

TEL:0297-36-0605 メールアドレス 無料メール相談 診療メール予約

歯周病治療

歯周病ってどんな病気ですか?

歯周病は細菌が原因で起こる感染症です。
歯の周囲組織が破壊される病気で、日本人の約8割以上の方が歯周病にかかっていると言われています。歯周病は治療しない限り、最終的には歯を失ってしまう怖ろしい病気です。さらに、私たちが歯を失う原因のおよそ半分は歯周病だという報告があります。

歯周病はこのような怖ろしい病気ですから、患者様だけ、歯科医院だけが頑張って治る病気ではありません。患者様との信頼関係を築き、一緒に治療していかなければなりません。

患者様の健康を考えた上で歯周病についてしっかりとご説明し、早期発見・早期治療で歯周病の予防に取り組んでおります。

歯周病の進行

お口の中には500種類以上もの細菌が潜んでおり、歯周病の原因となる細菌は10種類以上にもおよぶといわれています。

バイオフィルム

口腔環境が悪化すると、歯と歯肉の間にプラーク(歯垢)が増殖します。この状態を放置しておくと、歯周病菌はネバネバした物質を分泌し、「バイオフィルム」という歯周病菌にとって生息しやすい環境を作り出します。バイオフィルムの表面は強固に作られており、抗菌物質や歯磨きでは除去することができません。この中で細菌は強い毒素を出して周りの歯肉を攻撃するようになり、歯周炎を引き起こします。

この状態を放置していると、歯周ポケット内の歯面に歯石がこびり付き、バイオフィルムの拡大と細菌の活動を助けてしまいます。
徐々に歯根膜は破壊され、歯肉も後退していき、歯を支えている歯槽骨までもが溶け始め、歯を支えることが困難になります。こうして歯が抜け落ちてしまうのです。

歯周病の進行
歯周病の進行図

歯茎から血が出たら要注意

歯周病は痛みなどの初期症状がほとんど現れない病気で、歯茎の腫れや歯磨きをした後の出血などがありますが、ほとんど気づくことができません。知らずに放置してしまうと、歯茎に炎症が起こる歯肉炎に進行します。

歯周ポケット

歯肉炎は歯周病の症状の中でも軽症の状態ですので、早期に治療を開始することで回復に望みがあります。しかし、これらの症状があるにもかかわらず、さらに放置していると、歯と歯茎の間に歯周ポケットという深い溝が形成されます。その影響により歯茎が後退し、生成されたバイオフィルムによって歯根膜や歯槽骨などの歯周組織が破壊されていきます。これが歯周炎の始まりであり、「歯が抜ける」ことへのカウントダウンが始まります。

少しでも多くの歯を維持していくためには、歯科医院での本格的な治療が必要です。
正しい生活習慣、正しいホームケアを実践し、進行を遅らせる努力をしていきましょう。

歯周病は生活習慣病です

歯周病は細菌の繁殖により引き起こされる病気ですが、「お口のケア」「ストレス」などの影響を大きく受けるため、「生活習慣病」の一つとして認知されています。ですから、歯周病を予防するためには、日頃の食生活やストレスの改善、禁煙、充分な睡眠などに気を配ることが大切です。

特に疲労やストレスにより免疫機能が低下してしまうことで、歯周病菌に対する免疫力が落ちて、歯周病が進行しやすくなり改善しにくくなってしまいます。

全身疾患と歯周病

お口の中の細菌は血液を通して体中を巡り、重大な病気の原因になることがあります。
歯周病の原因菌と、誤嚥(ごえん)による肺炎や心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病、早産、低体重児出産などの病気との関連性も問題視されてきています。お口だけの病気だと侮っていると、大変な事になりかねないのです。
歯と歯茎の健康は全身の健康につながっていることを自覚しましょう。

【 歯周病が原因となる全身疾患 】

  • 糖尿病
    血液中の血糖値が異常に高まる病気で、様々な合併症を引き起こすことがあります。
  • 誤嚥性肺炎
    肺炎の原因菌が唾液や飲食物と一緒に誤って肺に入ってしまう(誤嚥)ことによって起こります。
  • 細菌性心内膜炎
    血管に進入した細菌が、心臓内の弁や心内膜、心筋に感染して起こる心疾患。
  • 虚血性心疾患
    血液中の細菌が原因となって、心臓の冠状動脈が損傷し血栓が形成されることがあります。
  • 内臓疾患
    血管より進入した細菌が腎臓や肝臓に感染することによって起こる疾患。
  • 早産や低体重児出産
    歯周病を患う方の出産は、歯周病に対して起こる免疫反応と体内で発せられる出産信号が似ているため、母体の勘違いによる早産の危険性があります。

歯周病の治療法

歯周病の治療は、原因である細菌・バイオフィルムを除去することから始まります。
まずは、歯周組織を徹底的に清潔な状態にし、歯周病の改善・予防を目指す治療が歯周病の基本治療です。

PMTC(歯のクリーニング)

PMTCは、歯科医院で専用の機器で行う歯や歯周ポケットなどのクリーニングのことです。歯磨きなどでは落とせない歯石、バイオフィルムの除去、タバコのヤニや茶渋など歯の着色を除去することができます。
虫歯と歯周病予防になるだけでなく、清潔で爽快なお口の環境を保つことができ、口臭予防にもつながります。

スケーリング

専用の器具を使って、プラークや強固に付着した歯石、バイオフィルムを取り除きます。
スケーリング後は、お口の中がスッキリとして気持ちいいですよ。

ルートプレーニング

歯周ポケット内や歯茎に隠れているプラーク、歯石や汚染されたセメント質、象牙質などを除去し、歯根面を滑らかに仕上げます。
歯根面が歯石などで凸凹になっていると、虫歯や歯周病の原因となります。滑らかにすることで再付着を防ぐことができます。

歯周外科手術

歯周病が進行(重度の歯周病)してしまい、上記のような処置で対応できない場合は、歯槽骨の吸収を抑えるために外科的治療が必要になります。
スケーリングやルートプレーニングで除去できない場所にある歯石などは、麻酔や切開して行う「歯周ポケット掻爬(そうは)術」や「フラップ手術」などで対応します。
また、重度の歯周病の場合には、炎症で破壊された歯肉を切削し、再度、歯肉を回復させたい際に行う「組織再生誘導法(GTR法)」や「エムドゲイン」などがあり、検査結果に基づいた適切な治療を行います。

歯周病を予防する定期健診

治療の結果、歯周病の進行が止まっても、その後また歯周病が再発してしまってはせっかくの努力が水の泡です。治療した歯肉の状態を定期的に検査し、歯周病になりにくいお口の環境を作っていきます。

歯周病は痛みもなく進行し、なかなか治すことのできないとても厄介な病気です。歯科医院と患者様が協力し合って、清潔な状態を保ち自然治癒力を高めていく努力が必要です。

定期的に歯科医院でチェックを受け、PMTCやスケーリング、ブラッシング指導などを受けることで、清潔な口腔環境を保ち続けることができます。

ブラッシング指導

日頃行う歯磨き方法は人それぞれですが、その方法が自分に適した磨き方かを知っている方は少ないと思います。磨き方にクセがある方は、磨き残しから虫歯や歯周病の要因へとつながります。
当歯科医院では、そのようなクセや欠点を洗い出し、患者様にとって適切な磨き方を丁寧にご説明しております。

生活習慣の改善

飲酒や喫煙、睡眠時間、ストレス、運動をしているかなど、患者様の日常生活をお聞きし、歯周病を改善していくために見直さなければならないことをご説明します。
定期健診と正しい歯磨きだけでは、歯周病を改善していくことは難しいのです。

無料メール相談 診療メール予約
診療案内
医院インフォメーション

アクセスマップ
神田山歯科クリニック 医院マップ 「神田山」の交差点と赤い看板が目印。
駐車スペースも10台分ございます。

診療時間
【午前】 10:30~12:00
【午後】 15:00~20:00
【休診日】 水曜・日曜・祝日
月曜は、12:00~14:30 / 17:00~20:00
土曜午後は、19:00まで

神田山歯科クリニックロゴ
〒306-0617
茨城県坂東市神田山1427-1
TEL:0297-36-0605

携帯サイトのご案内
神田山歯科クリニック 携帯サイトのQRコード
ページのTOPへ